世羅がアベックV 男子は「神の領域」を更新
<全国高校駅伝>◇20日◇京都・西京極陸上競技場発着(男子=7区間42・195キロ、女子=5区間21・0975キロ)
世羅(広島)が、93年仙台育英以来2度目のアベック優勝を飾った。京都開催50回を記念して47都道府県代表に、地区代表11、開催地枠1を加えた59校が男女ともに出場。世羅は、男子が2時間1分18秒の大会新記録で連覇。04年の仙台育英を14秒更新し、史上最多9度目Vを達成。女子は1時間7分37秒で初優勝となった。
両手を広げてゴールした。男子のアンカー新迫(しんさこ)志希主将(3年)は大会新記録のテープを切った。04年仙台育英の2時間1分32秒を塗り替えた。当時、もう抜けないという意味で関係者に「神の領域」と呼ばれたタイムを11年ぶりに更新し「歴史をつくれてうれしい」。1、2回大会に続く2度目の連覇、優勝も史上最多9度となった。岩本監督は「連覇のプレッシャーを避ける意味であえて2時間切りという高い目標も掲げていた。目先を変えてね。生徒に恵まれた」と笑った。