競歩荒井銀、小林銅/世界陸上第10日ダイジェスト
<陸上:世界選手権>◇13日◇ロンドン
男子50キロ競歩でリオ五輪銅メダルの荒井広宙(自衛隊)が3時間41分17秒で2位、小林快(ビックカメラ)が3位に入り、日本の今大会のメダル獲得数は3となった。世界選手権の競歩では前回大会の男子50キロ3位の谷井孝行(自衛隊)に続く表彰台となった。
第10日
▽男子50キロ競歩
(1)ヨアン・ディニ(フランス) 3時間33分12秒=大会新
(2)荒井広宙(自衛隊) 3時間41分17秒
(3)小林快(ビックカメラ) 3時間41分19秒
(5)丸尾知司(愛知製鋼) 3時間43分3秒
- 左から3位の小林、2位の荒井、5位の丸尾(撮影・河野匠)
- バッキンガム宮殿の前を歩く荒井(左端)と小林(左から3人目)(撮影・河野匠)
- 男子50キロ競歩で2着でゴールした荒井(右)と3着の小林は笑顔で健闘をたたえ合う(撮影・河野匠)
荒井広宙コメント 「メダルを取らないといけないという気持ちがあったので仕事ができてほっとしている。まだまだこれから競歩は強くなっていくと思う。日本中の皆さんにもっと期待してもらいたい」
小林快コメント 「まだ2回目なのでチャレンジャーという気持ちで臨んだ。レースを楽しんで、歩き切ることができた。荒井さんが何度も声をかけてくれて、2人で行こうと言ってくれたので粘れた」
丸尾知司コメント 「何とか2人のメダルに続くことができて良かった。本当に苦しかったが、たくさんの応援が聞こえて、その力のおかげでゴールできた」
▽女子800メートル
(1)キャスター・セメンヤ(南アフリカ) 1分55秒16
(2)ニヨンサバ(ブルンジ) 1分55秒92
(3)ウィルソン(米国) 1分56秒65
▽女子20キロ競歩
(1)楊家玉(中国) 1時間26分18秒
(2)ゴンサレス(メキシコ) 1時間26分19秒
(3)パルミザノ(イタリア) 1時間26分36秒
(18)岡田久美子(ビックカメラ)1時間31分19秒
岡田久美子コメント 「ちょっと悔しい。自分のペースでレースを進め、リオ(五輪)の時のように粘れれば入賞が見えてくると思ったけど、今回は入賞ラインのレベルが高かった」
▽男子20キロ競歩
(1)エイデル・アレバロ(コロンビア) 1時間18分53秒
(2)シロボコフ(ロシア) 1時間18分55秒
(3)ボンフィム(ブラジル) 1時間19分4秒
(11)藤沢勇(ALSOK) 1時間20分4秒
(14)高橋英輝(富士通) 1時間20分36秒
(38)松永大介(富士通) 1時間23分39秒
藤沢勇コメント 「今までの経験を生かして力を出し切ったと思ったが、まだまだだった。申し訳ない。もう一回出直してこいという感じ」
高橋英輝コメント 「50キロで非常に素晴らしい結果が出た中で、20キロはなかなか日本らしい歩きができず、申し訳ないと思う。両親をはじめ、友達や支えてくれた人たちの応援が力になった。次はその応援を結果に変えられるようにしたい」
▽女子5000メートル
(1)ヘレン・オビリ(ケニア) 14分34秒86
(2)アヤナ(エチオピア) 14分40秒35
(3)ハッサン(オランダ) 14分42秒73
▽女子800メートル
(1)キャスター・セメンヤ(南アフリカ) 1分55秒16
(2)ニヨンサバ(ブルンジ) 1分55秒92
(3)ウィルソン(米国) 1分56秒65
▽女子円盤投げ
(1)サンドラ・ペルコビッチ(クロアチア) 70メートル31
(2)スティーブンス(豪州) 69メートル64
(3)ロベールミション(フランス) 66メートル21
▽男子1500メートル
(1)エリジャ・マナンゴイ(ケニア) 3分33秒61
(2)T・チェルイヨット(ケニア) 3分33秒99
(3)F・インゲブリクトセン(ノルウェー) 3分34秒53
▽男子走り高跳び
(1)ムタズエサ・バルシム(カタール) 2メートル35
(2)ルイセンコ(ロシア) 2メートル32
(3)ジャザル(シリア) 2メートル29
▽女子1600メートルリレー
(1)米国(ヘイズ、フェリックス、ウィンブリー、フランシス)3分19秒02
(2)英国 3分25秒00
(3)ポーランド 3分25秒41
▽男子1600メートルリレー
(1)トリニダード・トバゴ(ソロモン、リチャーズ、セデニオ、ゴードン) 2分58秒12
(2)米国2分58秒61
(3)英国2分59秒00