初Vの東海大転機は1つのけんか腰、限度超え直談判

<第95回箱根駅伝>◇3日◇復路◇箱根-東京(5区間109・6キロ)

東海大が出場46回目にして悲願の初優勝を飾った。往路2位から8区で東洋大を逆転。新記録となる10時間52分9秒で平成最後の箱根路を駆け抜けた。高校陸上界の名将、両角速(もろずみ・はやし)監督(52)が就任して8年目。期待に応えられない苦節の日々の末、監督と黄金世代と呼ばれた選手の壁が取り払われた先に頂点が待っていた。MVPの金栗四三杯は22年ぶりの区間新記録で優勝に貢献した8区の小松陽平(3年)が受賞した。5連覇を狙った青学大は2位だった。

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  • 箱根駅伝初優勝しゴールテープを切った10区郡司(手前)を迎え歓喜する東海大の選手たち(撮影・江口和貴)
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