常葉大菊川25位 悔しい結果も手応え感じた2年生

  • ゴールへ向け、最後のトラックを走る常葉大菊川の5区・舞谷

<全国高校駅伝・女子>◇22日◇京都市・西京極総合運動公園陸上競技場発着◇5区間(21・0975キロ)

2年ぶり7度目の出場となる常葉大菊川(静岡)が、1時間12分8秒の25位でフィニッシュした。2012年(平24)大会で記録した過去最高の順位(18位)とタイム(1時間10分10秒)を破れなかったが、出場メンバーの半数以上を占めた2年生が、来年に向けて気持ちを新たにした。

初めての都大路を走り終えた2年生3人は、それぞれにレースを振り返った。1区の町碧海(まりん)は序盤、集団の後方に位置するなどして出遅れた。「集団の中で転ばないよう、慎重にいった。そこからペースを上げられず、先頭についていけませんでした」。区間22位に終わり「積極性が足りなかった。来年はそこを意識して、リベンジしたい」と力を込めた。

4区久野桜彩(さあや)は、25位でタスキを受けてスタート。後半の下りでスピードに乗り、2人を抜き去った。「これまではラストが弱かったが、今日は力を出せた。努力してきたことは、間違ってなかった」と胸を張った。先月の東海大会では、1区で区間16位。終盤に息切れした。その反省から、筋持久力を強化。スタミナ向上に努めた成果をこの日、発揮した。

アンカーの舞谷恵は、県大会で見せた力強い走りを披露できず。区間30位に終わり、チーム順位も2つ落とした。それでも「みんなでつないだタスキをゴールまで運べて良かった」と顔を上げた。来年に向け「もっと持久力とスピードを上げて、全国でも通用するように意識を高めていきたい」。新チームのリーダー候補が、味わった悔しさを糧にレベルアップを誓った。【河合萌彦】