井上大仁17人抜き 五輪かかる東京マラソンへ弾み
<陸上:第64回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)>◇1日◇群馬県庁前発着(7区間100キロ)◇37チーム
井上大仁(26=MHPS)が、エース区間4区で躍動した。25位でたすきを受けると怒濤(どとう)の17人抜き。
区間新の1時間3分57秒で8位までチームを押し上げた。22・4キロの最長区間で設楽悠太(28=ホンダ)の区間記録を22秒も更新。「途中で何回も苦しいことがあったが、エースだから頑張れた。何人抜いたか、どのくらい進んだかわからない。今日は90点だった」と、3月1日の東京マラソンに弾みをつけた。
設楽悠は、区間3位の1時間4分36秒で5人抜き。「チームのために頑張っただけ」としたが、照準は井上と同じ3月1日の東京マラソンだ。
マラソン代表枠は残り1枠。井上、設楽悠が代表に入るには東京マラソンで大迫傑の日本記録2時間5分50秒を超える必要がある。