ノーベル賞吉野氏「大したもんだ」旭化成V4見届け
<陸上:第64回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)>◇1日◇群馬県庁前発着(7区間100キロ)◇37チーム
旭化成が4年連続25度目の優勝を飾った。5区村山謙が区間賞の走りでトップ服部勇に迫った。5秒差の2位でたすきを受けた6区小野が区間新の快走。初出場の20歳が勝利を決めた。
小野は「箱根に憧れがない。マラソンをするなら旭化成」と大分・鶴崎工を卒業して名門入り。中3の時に全国中学駅伝で30人抜きの経験ある社会人2年目は「将来は日本代表としてマラソンに出て、日本記録に挑戦したい」と口にした。
世界的なVIPもV4を喜んだ。この日は昨年ノーベル化学賞を受賞した旭化成の吉野彰名誉フェロー(71)もゴール地点に駆けつけた。V4の胴上げを見届けて「初めて駅伝を生で見た。すばらしかった。負けたら大変というプレッシャーをはねのけた。大したもんだ」とにこにこ。東京五輪に向けて「トラックもまだ可能性があるし、頑張ってほしい」と期待した。