【全国高校駅伝・女子】仙台育英1年生アンカー須郷、先輩に感謝の独走V
<全国高校駅伝:女子>◇5区間(21・0975キロ)◇26日◇京都市・たけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)発着
首位を1度も譲らない独走劇だ。女子の仙台育英(宮城)が、1時間7分16秒で史上最多5度目の優勝を果たした。エース兼主将の米沢奈々香(3年)が1区(6キロ)、杉森心音(2年)が2区(4・0975キロ)、山中菜摘(3年)が3区(3キロ)で区間賞。後続も区間2、5位でつなぐ快勝で、トップと35秒差に泣いた昨年3位から巻き返し、2年ぶりに頂点に立った。
1年生アンカー・須郷柚菜が、歓喜のゴールテープを切った。「前半に飛ばし過ぎず、後半まで余力を残すことができた。良いリズムで自分の走りだったと思います」と納得の表情。2位の大阪薫英女学院と1分16秒の差でタスキをもらい、16分4秒の快走で区間5位。最初から最後まで1人旅で逃げ切った。「先輩方から『差を広げて(たすきを)つなぐから周りを気にしないで自分の走りをすればいいよ』って言ってもらえたので、焦らずに臨むことができました」と初々しく感謝の言葉を口にした。