6度目総合V青学大・原監督新たな目標「10年以内に10時間40分切る」

  • 総合優勝を果たし笑顔で胴上げされる青学大の原監督(2022年1月3日撮影)

第98回箱根駅伝から一夜明けた4日、6度目の総合優勝を達成した青学大の原晋監督が取材に応じ「まだまだこんなもんじゃない。10年以内に10時間40分は切る」と新たな高い目標を口にした。

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原監督は「大きなブレーキなく無事ゴールできたことはうれしく思う。ずいぶん成長してくれた10人の学生たちに改めてお礼を言いたい。強くなったな、お前たち」と感情を込めた。

それでも、向上心は尽きることはない。来年への課題を問われると「4、5、6、7、8区は改善の余地がある。5人で1分半を縮める。出場した10人のうち8人が残るのだから、決して難しくない」と指摘した上で、「体力的なものなど成長できる1年だと思う。中身を大切にして『青山メソッド』を継続的に行っていく」と語った。

今大会で10時間43分42秒の大会新記録で2年ぶりの総合優勝を達成したが、野望はさらに高い。「10年以内に10時間30分台にさせる。私の退職するまでまだ13年あるので、それまでにやっていきたい」と抱負を語った。

箱根駅伝への熱い思いも口にした。「箱根駅伝はマラソン選手を育成できる。最初の5キロを14分15秒でおしていけるような世界に活躍できる選手を育てたい」と意欲を口にした。