決勝前日も東海大仰星流、140人練習で意思統一

 全国高校ラグビー大会2連覇を目指す東海大仰星(大阪第1)が6日、大阪・枚方市内の同校で練習を行った。7日の決勝で東福岡と対戦する。この日の練習には付属中のラグビー部員約50人も参加し、高校の3学年と合わせて計140人を超える人数で実施。ミーティングを含めて約4時間半、みっちりと汗を流した。

 付属中の部員は高校生がグラウンドへ姿を現す前に、ホワイトボードに決勝へ向けたメッセージを寄せた。東福岡対策を兼ねた練習にも、試合登録メンバー25人だけでなく、中学生を含む全員が取り組んだ。効率が悪いことは自覚しながらも、貫いたのはいつものスタイル。湯浅大智監督(35)は「全体でやるっていうことは、部員全員が『自分が明日の決勝に出ても勝つ』と思わないと意味がない。1、2年生は明日のノーサイドの瞬間に、新チームがスタートする。3年生に対しても、ここまでやってきた彼らに対する敬意を込めました」と意図を説明した。

 東福岡は今季3冠まであと1勝。現チームで唯一対戦した夏合宿中の練習試合でも敗れた難敵だ。フランカー山田生真主将(3年)は「(この日参加した)144人、みんなの思いを背負って勝たないといけない」とキッパリ。試合前日調整とはかけ離れた“通常練習”で、大一番への準備が整った。

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