東北8強ならず 佐藤空季、兄隆哉の思い受け継ぐ

  • 先輩に負けじとプレーした東北1年・佐藤空季(中央)(撮影・山田愛斗)

<全日本バレーボール高校選手権(春高バレー):鎮西2-1東北>◇男子3回戦◇7日◇武蔵野の森総合スポーツプラザ

東北は佐藤隆哉主将(3年)と佐藤空季(1年)の兄弟が攻撃を引っ張ったが、鎮西(熊本)にフルセットで屈し8強を逃した。

佐藤隆は「下も上も見られた濃い3年間だった。弟とは声を掛け合わなくても意思疎通ができるのが強みだった。1年だが東北の一員として引っ張ってくれた。自分がいなくても頑張ってほしい」と思いを託した。佐藤空は「バレー中はけんかすることもよくあったが、試合でチームをまとめる兄の背中に憧れていた。学べるところがいっぱいあり、先生のような存在だった」。兄の思いを背負い、日本一を目指すチームの原動力になる。