仙台商4強ならず「手がつけられなかった」鈴木主将

  • 仙台商対駿台学園 第2セット、スパイクを放つ仙台商・山元(撮影・相沢孔志)

<全日本バレーボール高校選手権(春高バレー):駿台学園2-0仙台商>◇男子3回戦、準々決勝◇7日◇東京体育館

男子の仙台商は3回戦で昌平(埼玉)にストレート勝ちし、17年以来4年ぶりの8強進出を決めたが、準々決勝は昨年準優勝の駿台学園(東京)の前に敗れ去った。

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悲願の4強進出こそならなかったが、仙台商(男子)の強さは全国舞台で十分にアピールできた。前評判の高かった昌平との3回戦はストレートで快勝。U-18日本代表候補で最高到達点342センチを誇るエース山元快太(はやと、2年)を攻守の軸に据え、伝統のコンビバレーで圧倒した。

高い壁が、立ちはだかる。4時間後の準々決勝、優勝候補の駿台学園には、高さを生かした攻めに苦しんだ。第1S終盤まで2点差に詰め寄ったが、4連続失点で先手を奪われる。第2Sは、頼みの山元がわずか3得点に封じられ、差を縮められず敗退した。鈴木晴之主将(3年)は「(相手の)高いブロックや変幻自在なコンビバレーは、手がつけられなかった」と脱帽。鈴木主将の兄智之さん(仙台大3年)は17年に初の8強入りしたメンバー。しっかりと兄に並んで見せた主将は「明るく楽しい仙商バレーで、またここに帰ってきて欲しい」と、後輩を思いやった。【相沢孔志】

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