帝京長岡・島倉欧佑が大会ベスト5「来年の道しるべ作った」涙声も胸張る

  • 福岡大大濠対帝京長岡 優勝を逃がし悔し涙を流す帝京長岡・島倉(左から3人目)(撮影・滝沢徹郎)
  • 福岡大大濠対帝京長岡 優勝を逃し肩を落とす帝京長岡の選手たち(撮影・滝沢徹郎)

<バスケットボール・SoftBankウインターカップ全国高校選手権:福岡大大濠59-56帝京長岡>◇男子決勝◇29日◇東京体育館

帝京長岡(新潟)の悲願は達成できなかった。福岡大大濠に56-59の僅差で敗退。高校日本一は来年以降に持ち越しとなった。1ゴールを争う接戦を続けたが、インターハイに続き、夏冬連続の準優勝に終わった。激しいディフェンスの応酬でロースコアの展開。Cコネ・ボウゴウジィ・ディット・ハメード(2年)が19得点、20リバウンド、9ブロックショットでトリプルダブルに迫る奮闘も実らなかった。大会ベスト5にはコネとSF島倉欧佑(3年)が選出された。

大会ベスト5に選出されたSF島倉の右手首にはボルトが1本埋まっていた。県予選で右手小菱形骨(しょうりょうけいこつ)を骨折。11月6日に手術を受け、大会に間に合わせて奮戦した。「今でも痛いが気合です」と強気なプレーで準Vに貢献。「後輩たちに頑張る姿を見せられて、来年の道しるべを作った」と涙声ながら胸を張っていた。