【高校バスケ】福岡第一・井手口孝監督は同期の初Vに涙 開志国際・富樫監督とは「盟友で戦友」

  • 福岡第一対開志国際 第3Q、点が入り手をたたく開志国際・富樫監督(撮影・河田真司)
  • 試合後、選手たちから胴上げの祝福を受ける開志国際・富樫コーチ(撮影・河田真司)
  • 男子優勝を決め、降り注ぐテープシャワーの中でトロフィーを掲げながら写真に納まる開志国際の選手たち(撮影・河田真司)
  • 試合後、集合写真に納まる男子準優勝の福岡第一の選手たち(撮影・河田真司)

<バスケットボール・SoftBankウインターカップ全国高校選手権:開志国際88-71福岡第一>◇男子決勝◇29日◇東京体育館

福岡第一の井手口孝監督は、負けた悔しさより開志国際・富樫監督の初優勝に涙した。2人は日体大の同期で監督としてしのぎを削ってきた。「指導者を始めたときからの盟友で戦友。富樫先生と決勝で、こんなにうれしいことない。高校総体、ウインターカップと気持ちのいい決勝ができた。僕らの同期はみんな喜んでいます」と涙を拭いながら話した。

富樫英樹監督は、新潟・新発田市立本丸中のバスケ部監督時代、教え子を井手口監督の福岡第一に送り出したという。「(福岡第一の)最初の優勝(05年)のメンバーに僕の教え子がいたんです。井手口監督は僕の恩人で友達です」と話した。

大学時代から苦しいときには励まし合ってきたという。同じ高校男子の指導を始めてからはライバルになったが、その2人が今年は2度も決勝で戦った。高校総体は福岡第一が、ウインターカップは開志国際が勝利。優勝を分け合った形となった。

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