【高校ラグビー】東福岡、雪辱の舞台7日決勝報徳学園戦「一番力を持っているのは報徳」藤田監督

全国高校ラグビー大会は7日午後2時5分から、大阪・花園ラグビー場で東福岡-報徳学園(兵庫)の決勝戦を行う。Aシード同士の決戦前日の6日、6大会ぶりの優勝を狙う東福岡は神戸市内で調整練習を行い、オンライン取材に応じ、意気込みを語った。

雪辱の舞台だ。昨年3月の選抜決勝はコロナ禍のため不戦敗、同7月の7人制決勝は17-31。選抜決勝同日に行った練習試合こそ37-10で勝ったものの、現チームは報徳学園に最後の1歩を譲ってきた。

圧倒的なフィジカルを誇るキープレーヤーの1人、ロック舛尾緑(3年)は「自分が勢いをつけたい。ボールキャリー、体をしっかり充てるディフェンスで前に出たい」と鼻息が荒い。

高校日本代表候補8人を擁しながら、覇権奪回のためディフェンスに比重を置いた1年間。同じく同候補8人をそろえ、強力なアタックを展開する報徳学園は、長年に渡り交流戦を続ける友好チームでもある。しかも花園では初対戦。ラストゲームには願ってもない相手だ。

藤田雄一郎監督(50)は「一番いいところで試合ができることがうれしい。一番力を持っているのは報徳。アグレッシブなアタックのテンポを遅らせることができれば…」と勝利のシナリオを語った。

フランカー大川虎拓郎主将(3年)は「キックを使ってエリアをとり、ディフェンスで前に出て、ボールを奪ってトライにつなげたいです」とゲームプランを明かした。