【競泳】本多灯が日本代表男子主将、世界選手権後にゴタゴタも「チームがより一丸となって」

  • 取材に対応する本多(撮影・保坂果那)

杭州アジア大会(23日開幕、中国)に臨む競泳日本代表は17日、北海道江別市内で行っている合宿の練習を公開した。東京五輪男子200メートルバタフライ銀メダリストの本多灯(21=日大)が男子の主将に就任した。

惨敗した世界選手権(福岡)後、日本代表選手から強化体制に批判が相次いだ。本多はアジア大会に向けて「チームがより一丸となってアジア大会、来年のパリ(五輪)に向かっていけるようにしたい。小さなことでも、どんなことでも、全力で元気良くいきたい」と抱負を語った。女子は池江璃花子(23=横浜ゴム)が務める。

7月の世界選手権では男子200メートルバタフライで銅メダルを獲得し、今月の日本学生選手権では同種目で4連覇を達成した。アジア大会は自身初となるが「選手村は五輪で経験したことはあるけど、また違う。競技数がすごく多いし、他のスポーツとか僕が知らなかったスポーツの選手もたくさんいらっしゃると思う」と、他競技の選手との交流を楽しみにしている様子だった。

400メートル個人メドレーでは「4分10秒台を切るというところを目指して4分9秒台に突入する」と宣言。200メートルバタフライは「日本記録を狙えるように1分52秒前半を出せるように頑張りたい」と目標を掲げた。「シーズンを締めくくる大きな大会になるので、そこで結果を出せるようにしたい」と力を込めた。