【競泳】入江陵介「いいチームが仕上がっている」スタッフとのコミュニケーション不足解消を実感

杭州アジア大会(23日開幕、中国)に臨む競泳日本代表は17日、北海道江別市内で行っている合宿の練習を公開した。入江陵介(33=イトマン東進)がチームの雰囲気の良さを口にした。練習後取材に応じ「普段東京でトレーニングすることが多いけど、違う場所に来ることによって、チーム感が出たり、衣食住ともにするのは普段ないので、いいチームが仕上がっている」と話した。

競泳チームは7月の世界選手権後、選手から日本水連に対して不満の声が出た。選手とスタッフとのコミュニケーション不足が露呈。同大会で主将を務めた入江は8月8日、自身のX(旧Twitter)に「キャプテンとして選手を守り切れなかった自分が情けない」と投稿していた。

今回の合宿ではチーム内でミーティングを重ねている。「一番大きな部分でコミュニケーションがあまり取れていなかった。今は連絡を密にしながら、新しい情報があったらすぐ提供する。非常に良くなっていると感じている」とうなずいた。選手、スタッフ、トレーナーらアジア大会に臨むメンバー全体のLINEグループが作成され、やりとりを全員が見ることができるようになった。

疑問視されたリレーの選手選考について、決勝はアジア大会でのタイムがチーム最速の選手を起用するという方針が決まった。