【バレー】「21世紀最強」日本男子、世界2位米国に敗戦 W杯最終戦白星で飾れず/詳細

<パリ五輪予選/男子W杯バレー:日本2-3米国>◇8日◇プールB◇東京・代々木第1体育館

前夜1試合を残して2大会連続の五輪出場を決めたプール2位の日本(世界ランキング4位)が、同じく来夏パリ切符を獲得している全勝の首位米国(同2位)と最終日に対戦し、今大会を2位で終えた。米国に2-3で逆転負けした。

第1セットを今大会初めて落とした時点で、セット率の差で2位が決まっていたが、意地で2-1とリード。しかし第4、最終の第5セットを落として5勝2敗で今大会を終えた。


スコア

日 本19-25
25-21
25-19
23-25
12-15
米 国

試合経過 第1セット

パリ五輪切符を手にした日本は、前日のスロベニア戦からスタメンを総入れ替えした。ミドルブロッカーにエバデダンラリー、山内晶大、アウトサイドヒッターに大塚達宣、富田将馬、セッター山本龍、オポジット宮浦健人、

リベロ小川智大を起用。山内以外は今大会初スタメンという真新しい顔ぶれになった。

序盤は宮浦の強打が光り、無敗の米国を苦しめ接戦に持ち込んだ。中盤には入って次第に米国の多彩な攻めを抑えられず点差を広げられた。終盤に高橋藍、石川祐希を投入するも点差は縮まらず19-25で落とした。

日本対米国 スタメンの選手たちに拍手を送るブラン監督(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 スタメンの選手たちに拍手を送るブラン監督(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第1セット、タイムアウトで選手たちに指示を出すブラン監督(後方)(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第1セット、タイムアウトで選手たちに指示を出すブラン監督(後方)(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 ベンチから声を出す西田(左から3人目)ら選手たち(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 ベンチから声を出す西田(左から3人目)ら選手たち(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第1S、スパイクを決める大塚(左)(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第1S、スパイクを決める大塚(左)(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第1S、ポイントを奪いタッチをかわす日本の選手たち(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第1S、ポイントを奪いタッチをかわす日本の選手たち(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第1S、ポイントを奪い雄たけびを上げる宮浦(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第1S、ポイントを奪い雄たけびを上げる宮浦(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第1S、途中から交代し出場した高橋藍(中央)はチームメートとタッチをかわす(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第1S、途中から交代し出場した高橋藍(中央)はチームメートとタッチをかわす(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第1セットを落とし悔しげな日本の選手たち(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第1セットを落とし悔しげな日本の選手たち(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第1S、浮かない表情のブラン監督(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第1S、浮かない表情のブラン監督(撮影・滝沢徹郎)

試合経過 第2セット

 日本は第1Sと同じメンバーでスタート。リベロ小川を中心に粘り強い守備から攻撃に移り、オポジット宮浦やアウトサイドヒッター大塚の強打で一進一退の展開になった。

17-17と同点の場面で石川、さらにその後はセッター関田を投入。この作戦が功を奏し連続得点を奪い、一時は3点リードに広げる。終盤に米国に詰められるも、最後は大塚のサービスエースで25-22。セットカウント1-1とし、第3Sに向かう。

日本対米国 第2S、スパイクを放つ宮浦(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第2S、スパイクを放つ宮浦(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第2S、スパイクを放つ富田(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第2S、スパイクを放つ富田(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第2S、スパイクを放つ大塚(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第2S、スパイクを放つ大塚(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第2セットを取りガッツポーズするブラン監督(後方)(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第2セットを取りガッツポーズするブラン監督(後方)(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第2S、トスを上げる関田(左)(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第2S、トスを上げる関田(左)(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第2S、サーブを放つラリー(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第2S、サーブを放つラリー(撮影・滝沢徹郎)

試合経過 第3セット

安定したサーブレシーブで日本が中盤に流れをつかむ。オポジット宮浦、アウトサイドヒッター大塚、富田の強打など連続得点を重ね、米国を突き放す。終盤にかけて高橋藍、石川、さらにセッター関田を投入。23-19の場面では高橋藍の鮮やかなフェイクセットから富田が決めきり、大観衆を熱狂させた。最後は山内のブロックで25-19と連取。セットカウント2-1とし、第4Sに向かう。

日本対米国 第3S、スパイクを放つ大塚(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第3S、スパイクを放つ大塚(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第3S、サーブを放つラリー(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第3S、サーブを放つラリー(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第3S、ベンチ前でチームメートを迎える西田(手前中央)(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第3S、ベンチ前でチームメートを迎える西田(手前中央)(撮影・滝沢徹郎)

試合経過 第4セット

序盤は5連続失点で米国に離されるも、中盤にかけて日本が宮浦、大塚の強打で徐々に点差を詰める。

磨き上げたサーブで日本が中盤に前に出た。宮浦の2本連続のサービスエース、さらに第4Sから途中出場した甲斐にもサービスエースなどで一時3点リードを奪う。

ここまで無敗の米国も諦めず、日本の堅守を強打で切り崩し同点、さらにリードする展開に持ち込む。息詰まる熱戦の中で、最後は米国が25-23と奪取。セットカウント2-2とし、勝敗の行方は最終第5Sへ向かう。

日本対米国 第4S、ポイントを奪いガッツポーズする山本龍(右)(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第4S、ポイントを奪いガッツポーズする山本龍(右)(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第4S、トスを上げる山本龍(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第4S、トスを上げる山本龍(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第4S、ベンチで笑顔の石川(中央)(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第4S、ベンチで笑顔の石川(中央)(撮影・滝沢徹郎)

試合経過 第5セット

日本は序盤は宮浦を中心に攻め立て一進一退の展開に。5-5の中盤から米国が4連続得点すると、日本はたまらず石川、セッター関田を投入して流れを変えようと試みる。

終盤にかけて途中起用された甲斐、さらに宮浦の強打で粘りを見せるも、米国の猛攻をしのげず最後は12-15で落とした。

フルセットの末に敗れ、日本は5勝2敗で大会を終えた。

日本対米国 第5S、ベンチから戦況を見守る、左から高橋藍、石川、西田(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 第5S、ベンチから戦況を見守る、左から高橋藍、石川、西田(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 試合後、ブラン監督(右)は石川と抱き合う(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 試合後、ブラン監督(右)は石川と抱き合う(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 フルセットの末、米国に敗れた日本(手前)(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 フルセットの末、米国に敗れた日本(手前)(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 試合後、ファンにあいさつする選手たち(撮影・滝沢徹郎)
日本対米国 試合後、ファンにあいさつする選手たち(撮影・滝沢徹郎)

男子W杯バレー日程

【イラスト】男子W杯バレー日程と結果
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バレーボール日本男子の五輪成績

【イラスト】バレーボール日本男子の五輪成績
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