【高校バスケ】岐阜女準V 絈野夏海が最多31得点 パリ五輪代表候補メンバーにリストアップ
<ウインターカップ2023全国高校バスケットボール選手権:京都精華学園63-59岐阜女>◇28日◇女子決勝◇東京体育館
5年ぶり3度目の優勝を目指した岐阜女は、女王・京都精華学園に敗れて準優勝となった。
敗れたとはいえ、岐阜女は見せ場をたっぷりつくった。後半に猛反撃。第4Q途中には1点差まで詰め寄った。最後は力尽きたものの、温かい拍手を浴びた。
主将の絈野(かせの)夏海(3年)が両軍最多の31得点。17本中8本の3点シュートを決めるなど、抜群の得点能力を発揮した。試合後は目に涙をため「満足はしていないですが、このチームで最後まで戦い切った。その結果が2位なら、胸を張っていいかな」。今大会6戦で27本の3点シュートを決め、大会歴代最多記録を3本も塗り替えた。
身長172センチのガードは卒業後、名門の東京医療保健大に進学予定だ。「日本代表として五輪選手になることが目標」と思い描く。関係者によれば、来年1月上旬に発表される24年パリ五輪世界最終予選(2月)の日本代表候補メンバーにリストアップされている。その得点力を世界で発揮する日は、本人が思う以上に早く訪れるかもしれない。