【高校バスケ】福岡第一が福岡大大濠との決戦制す、30年目の井手口監督「高校生は素晴らしい」

  • 福岡大大濠対福岡第一 第2Q、得点に盛り上がる福岡第一ベンチ(撮影・鈴木みどり)
  • 福岡大大濠対福岡第一 第1Q、ドリブルする福岡第一・山口(左)(撮影・鈴木みどり)
  • 福岡大大濠対福岡第一 第1Q、ゴールを狙う福岡第一・山口(左)(撮影・鈴木みどり)
  • 福岡大大濠対福岡第一 第1Q、ドリブルする福岡第一・崎浜秀斗(左)(撮影・鈴木みどり)
  • 福岡大大濠対福岡第一 第2Q、シュートを決める福岡第一・崎浜秀斗(撮影・鈴木みどり)
  • 福岡第一対福岡大大濠 第3Q、選手に指示を出す福岡第一・井手口監督(撮影・鈴木みどり)
  • ウインターカップで優勝し、盛り上がる福岡第一の選手たち(撮影・鈴木みどり)
  • 記念撮影で隣に座る優勝の福岡第一・井手口監督(左)と福岡大大濠・片峯監督(撮影・鈴木みどり)
  • 福岡第一対福岡大大濠 試合後、健闘をたたえ合う両選手たち(撮影・鈴木みどり)
  • ウインターカップで優勝し、選手に胴上げされる福岡第一・井手口監督(撮影・鈴木みどり)
  • ウインターカップで優勝し、カップを掲げる福岡第一の選手たち(撮影・鈴木みどり)

<ウインターカップ2023全国高校バスケットボール選手権:福岡第一63-53福岡大大濠>◇29日◇男子決勝◇東京体育館

前回準優勝の福岡第一が、福岡大大濠との“福岡決戦”を制し、4大会ぶり5度目の頂点に立った。

チームを率いて30年目の名将、井手口孝監督(60)監督はコート上のインタビューで開口一番、「今年は目標としていた(仙台大明成の)佐藤久夫先生のいないウインターカップ。日本のバスケットを引っ張ってこられた佐藤先生に恥ずかしくない試合を、とにかく最後までやり通そうと、僕自身に課題を与えながらやってきた」。涙を浮かべながら、今年6月に亡くなった名将への思いを口にした。今大会は1回戦で仙台大明成との強豪対決を制し、決勝まで勝ち上がってきた。

井手口監督はさらに、「本当にバスケットは素晴らしいです。高校生は素晴らしい。本当にありがとうございます」とスピーチした。

福岡第一は堅い守りで序盤から主導権を握り、前半を38-14で折り返した。その後も優位に進め、リードを守り切った。

エースの崎浜秀斗(3年)はこの試合でも活躍。両チーム最多18得点を挙げた。「去年と違い、いい結果が出せず本当に苦しんだけれど、チームの115人が我慢して、最後にこうして優勝できた。115人に感謝したい」。チームは全国有数の部員数を誇る。チームメートたちに感謝した。

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