【高校バレー】東京学館新潟、ストレート勝ちで2年連続16度目V 県主要大会では6連覇/新潟
<全日本バレーボール高校選手権・新潟県予選会>◇3日◇男子決勝◇新潟市東総合スポーツセンター
東京学館新潟が関根学園をストレートで下し、2年連続16度目の頂点に立った。昨年から県主要大会では、負けなしの6連覇を決めた。優勝校は、来年1月5日に開幕する全国大会(東京体育館)に出場する。
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ストレートで優勝を決めた瞬間、主将のセッター相田悠一郎(3年)は、オポジット坪谷陽向(3年)の元へ自然と駆け寄った。2人は小学校のクラブチームからの幼なじみ。ともに主戦として戦い抜き、自分たちの代で全国切符を手にした。相田は「あいつと同じ高校に来て本当によかった。他のメンバーもですけど、この学校で結果が残せてうれしい」と笑顔を見せた。
あうんの呼吸で、攻撃を彩った。相田は「遊び心がある」と今年のチームを説明。その象徴として、2人が見せた。8-4で迎えた第3セット、オポジット坪谷のセットアップをセッター相田が決めた。「まだ進化しなきゃというところで、ずっと練習してた」と坪谷。決勝の大一番で見せたトリッキーなプレーに、相方の相田は「本来はセッターの自分が(トスを)上げるところで常識を覆すような。難しいプレーだったと思うんですけど、そこは長年の付き合いもあるのかな」と照れ笑いした。
相田は「あいつと一緒なら負けない」と坪谷とともに、東京学館新潟への入学を決めた。2人で挑む最後の全国舞台。坪谷が「去年(16強)を超えて、センターコート」と言えば、相田は「全国制覇」と言った。まだまだ青春ストーリーは終わらない。