【バスケ】開志国際が3連覇 エース平良宗龍、果敢にインサイドに切り込み24得点で攻撃けん引

<全国高校バスケットボール選手権・新潟県予選:男子 開志国際76-70帝京長岡>◇4日◇男子決勝リーグ最終日、女子決勝◇新潟市東総合スポーツセンター

男子は開志国際が3連覇を達成した。決勝リーグ2戦全勝同士の帝京長岡との優勝決定戦で競り勝ち、3戦全勝。得点源の1人、SG平良宗龍(3年)がチーム最多の24得点でけん引した。男子の新潟県代表は2枠で、開志国際が7年連続7度目、2位の帝京長岡が4年連続10度目の出場になった。

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開志国際・平良が序盤から仕掛けた。3-0の第1クオーター(Q)開始32秒でレイアップを決めたのを皮切りに、このQのチーム26点のうち半分の13点を挙げた。「出だしをしっかりしないと試合を持っていかれる。入りは自分で行こうと思った」。後半に帝京長岡に追い上げられたが、この貯金が効いた。

終わってみればチーム最多の24得点。一昨年の全国高校選手権(ウインターカップ)初優勝時、決勝の福岡第一戦で4連続3点シュートを決めるなど、1年生ながら主役を張った存在感は健在だ。

7月の全国高校総体後、練習では得意の3点シュートを封印し、ドライブからのレイアップ、ジャンプシュートを徹底して繰り返した。この日も3点シュートの成功は2本で果敢にインサイドに切り込むプレーが中心だった。「相手のかわし方など、練習の中で上達した」と成果を見せた。

高校生活最後の全国大会は一昨年、表彰台に上がった歓喜を再び味わうことが目標。「前回は先輩たちに優勝の景色を見せてもらった。今年は後輩に見せてあげたいし、また表彰台に上がりたい」と王座奪還へ強い意志をのぞかせた。【斎藤慎一郎】