【高校ラグビー】泣き虫先生の山口良治総監督も涙 前身が伏見工の京都工学院が現校名で初の花園

  • 花園出場を決めた京都工学院・大島淳史監督(中央)は選手と涙ぐむ(撮影・横田和幸)
  • 花園出場を決めた京都工学院・大島淳史監督(撮影・横田和幸)
  • 「信は力なり」のモットーを貫き現校名で初めて花園出場を決めた京都工学院(撮影・横田和幸)
  • 現校名で初めて花園出場を決めた京都工学院(撮影・横田和幸)
  • 現校名で初めて花園出場を決めた京都工学院。主将の広川陽翔が胴上げされる(撮影・横田和幸)
  • 現校名で初めて花園出場を決めた京都工学院(撮影・横田和幸)
  • 現校名で初めて花園出場を決めた京都工学院(撮影・横田和幸)
  • 花園出場を決めた京都工学院はユニホームのパンツに「信は力なり」を記す(撮影・横田和幸)
  • 後半に反撃のトライを決めた京都成章(撮影・横田和幸)

<全国高校ラグビー大会・京都府予選:京都工学院10-8京都成章>◇10日◇たけびしスタジアム京都◇決勝

16年に伏見工との学校統合により、校名変更となった京都工学院が、9大会ぶり21度目の花園出場を決めた。現校名では初めて。

観客席には、伏見工時代に監督として全国優勝に導き、現在も在籍する山口良治総監督(81)が見守っていた。試合終了の瞬間は目頭が熱くなり、涙ぐむ場面もあった。

「この9年間は長く、悔しい思いばかりだった。全国のファンが赤のジャージーを待ってくれている。令和の子がタックルで花園に連れていってくれた」と感無量の様子。15年度に伏見工としては最後の花園になっていた。

山口総監督は、人気ドラマ「スクール☆ウォーズ」の主人公のモデルにもなり「泣き虫先生」として全国区になった。今回、花園に導いた大島淳史監督(42)は、00年度大会に3度目の優勝をした当時の主将で教え子だった。