【テニス】柴原瑛菜、またも格上撃破「この勝利は自信になる」粘りに対応力も発揮
女子テニスの国別対抗戦、ビリー・ジーン・キング杯決勝大会の準々決勝が16日、スペインのマラガで行われ、日本は前回準優勝のイタリアと2戦先勝方式で対戦。シングルス第1試合は柴原瑛菜(26=橋本総業)がエリザベッタ・コッチャレットに3-6、6-4、6-4で逆転勝ちした。
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1回戦に続いて格上を破った。世界ランキング135位の柴原は同54位のコッチャレットに粘りを発揮し、逆転勝ち。「チャンスをどこかで取ればカムバックできると考えた」と晴れ晴れとした表情だった。
早いタイミングで打ってくる相手に惑わされたが、フットワークを改善しながら対応した。第2セットの4-4で迎えた第9ゲームはダブルフォールトなどのミスに乗じ、ブレークに成功。第3セットは深いショットを次々に決め、押し切った。
混合ダブルスで全仏オープンを制した実績があり、杉山監督は「シングルスでも世界20位に入れるポテンシャルがある」と期待する。来季はシングルスへの参戦を増やす意向で「この勝利は自信になる」とうなずいた。