【ラグビー】低迷する同志社大が意地の今季2勝目、寺北主将「全員で勝ち取った」1点差逃げ切り

  • 後半開始すぐ、摂南大が一時は勝ち越しとなるトライを決める
  • 後半開始直後、同志社のゴール前でスクラムを組む摂南大

<ラグビー関西大学リーグ:同大39-38摂南大>◇最終節◇30日◇花園第2

名門の同志社大が、1点差で今季2勝目を挙げた。

前節関大戦(24日)で接戦を制し、31-29で2年ぶりの勝利を挙げたばかり。

2年連続となる入れ替え戦(12月14日、天理親里)回避を目指し、試合開始すぐにロック寺北亘佑(4年=常翔学園)がトライを奪うなど前半15分までに17-0とリードした。

前半は22-19で折り返し、後半すぐに勝ち越しを許したもののその後に3連続トライで39-26。前へ出る推進力で何度も会場を沸かせた。

終盤に摂南大の圧力を受けて1点差に迫られるも、辛くも逃げ切った。

酒井優ヘッドコーチは「今年は原点回帰をテーマに、今までやってきたことに立ち返ろうと。やっと最後に(力を)出すことができた」。寺北主将は「メンバー外の選手も含めて全員で勝ち取った勝利。これまでは『また逆転されるのでは?』と焦りながらやるゲームが多かったが、先週くらいから変わってきました」と話した。

前節終了時点で関大と摂南大が勝ち点5、同大が同4の最下位。

下位2校がまわる入れ替え戦は、第2試合の関大-立命大の結果次第となる。