【バスケ】三屋裕子会長、八村塁の発言には理解「価値観の違いある」海外組との窓口新設も明言

  • 八村塁(2024年7月撮影)
  • 取材に応じた日本バスケットボール協会の三屋裕子会長(撮影・藤塚大輔)
  • 取材に応じた日本バスケットボール協会の三屋裕子会長(撮影・藤塚大輔)

日本バスケットボール協会(JBA)の三屋裕子会長(66)が30日、米プロNBAの八村塁(26=レイカーズ)によって協会や男子日本代表のトム・ホーバス監督(57)が批判されていることを受け、都内で騒動後では初めて取材に応じた。

八村との間に「コミュニケーション不足があった」と反省。今月13日の1度目の批判発言から17日が経過しての対応に「皆さんから『遅い』と言われると十分分かっていた。本当にすみません。批判は甘んじて受ける」と謝罪した。

騒動が続く中、28日には昨季までNBAで6季プレーした渡辺雄太が自ら説明の場を設け、事態の収束へ働きかけた。同会長は「我々が言えないバランスで発言してくれた」と感謝した。

今後は協会内に八村ら海外選手の窓口となる担当を新設すると明かした。21年創設のアスリート委員会の活性化も図るといい「選手から文句や不満が出るのは健全。価値観の違いはある。丁寧に個別に対応し、少しでも溝が埋まるように最大限努力すべき」と関係修復に努めていく。