【バスケ】B1仙台の荒谷裕秀、12得点も故郷デビュー戦で大敗「責任持ってプレーしていきたい」

  • 仙台対群馬 第3Q残り2分55秒、レイアップシュートを決めるB1仙台・荒谷(撮影・浜本神威)

<B1:仙台65-89群馬>◇30日◇第9節◇カメイアリーナ仙台

B1仙台89ERSが群馬クレインサンダーズに65-89で敗れた。11月15日に、B1長崎から仙台に新加入した宮城県出身のSF荒谷裕秀(25)がチーム2位の12得点に3アシストも、24点差で大敗。故郷でのデビュー戦は悔しい結果となった。

カメイアリーナ仙台は、荒谷にとって思い出の体育館だ。「小学生の頃からバスケットをしている体育館。懐かしさがすごいある」。南光台中から東北へ進学。昨季の11月には長崎の一員としてこのアリーナに凱旋(がいせん)し、20得点6アシストと躍動した。

この日は第3クオーターに左目の上から出血するアクシデントがあったが、すぐにコートに戻り、そこから6得点。試合に敗れたが、しっかりと「荒谷裕秀」を印象づけた。

12月1日の次戦には、自身が所属した南光台ミニバスケットスポーツ少年団の子どもたち約50人が観戦に訪れるという。「昔よりも、子どもたちの明確な目標になれるリーグになった。(プロに)なりたいと思ってもらえるようなプレーを見せていければ、これからもっと自分たちよりもすごい選手がどんどん出てくると思う。責任を持ってプレーしていきたい」。再び大暴れで、勝利を届けたい。【浜本神威】