3人制バスケットボール「3×3」が東京五輪の競技になって、素直にうれしく思っています。法大卒業後はプロからのオファーを断って、ストリートボールの世界に飛び込みました。まだ試験的な段階だった時からプレーを始めて、3人制が競技化されて五輪を目指すところを見てきたので、ほっとした気持ちもあります。

「3×3」はシンプルに1つのリングにシュートを入れて争います。大会では観客との距離が近いし、ふらっとそのへんのショッピングモールの駐車場とかでもできます。スペースも狭いので、攻守の切り替えが早く、シュート本数も多いので見ていて飽きさせません。今年は4月のアジア杯で銅メダルを獲得して、世界と戦える手応えもつかめた1年になりました。

Bリーグ開幕の16－17年シーズンは栃木でプレーし、優勝の瞬間にも立ち会うことができました。今は「3×3」の大会が多い3月～10月は3人制に特化した練習をして、冬場は所属するB3の越谷の試合に出て5人制の練習も並行しています。東京五輪は青海の開けたコートになるので、体の激しくぶつかり合う様子、最後の最後まで逆転のチャンスがあるスリリングな展開に注目してください。

（230人目）