20年東京五輪では、やっぱり地元の仙台に縁のある選手を応援します。卓球の張本智和君。金メダルを取ってほしいですね。タカマツペア(高橋礼華、松友美佐紀組=リオ五輪女子バドミントンダブルス金メダル、聖ウルスラ英智高OG)や、常盤木学園OGの女子サッカー日本代表選手にも期待しています。
「OH!バンデス」という、地元民放のローカル情報番組で総合司会を95年から担当しており、スポーツ特集として将来有望な金メダル候補を取り上げてきました。卓球の愛ちゃん(福原愛さん)、フィギュアスケートの荒川静香さんや羽生結弦君、それに張本君らみんな取材しています。当然、思い入れがあります。五輪でメダルを取ったときはうれしかったですもの。
ぜひ、張本君には世界一になって、仙台で凱旋(がいせん)パレードをしてほしいですね。実は、羽生君が14年と18年の春に凱旋パレードをした時、別の仕事で仙台にいなかったんです。見たかったなぁ。フィーバーぶり。
だから、来年は仕事を入れないで、パレードを見たい。自分の前に通りかかったら、仲間とみんなで「チョレイ!」って叫んで祝ってあげたいですね。
前回の東京大会では、何と言っても宮城県の大先輩、重量挙げ金メダリストの三宅義信さんの活躍が印象に残ってます。胸がすく思いでしたよ。張本君も、世界の強豪をなぎ倒してくれませんかね。
それから、来年の五輪は復興支援の意味もあります。宮城県でサッカー、福島県で野球とソフトボールが行われます。もしチケットが取れれば、もちろん応援に行きますよ。番組の現地リポーターでもいいですよ。
私たち被災地の人間は、東日本大震災の直後に世界各国から受けたさまざまな援助について忘れたことはありません。「ここまで復興して、五輪が開催できるまでになりました」という姿をお見せしたい。感謝の意味も込めて、日本にいらっしゃった海外の選手やスタッフ、観客らにも親切に接してあげたいと思っています。それが、私たちの「おもてなし」です。
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