男子マラソン(視覚障害)で岡村正広(46=RUNWEB)が2時間33分59秒で銅メダルを獲得した。35キロ付近で首位のスペイン選手が途中棄権し、4番手から浮上した。
「ロンドン大会が4位で悔しい思いをして、4年間地道にトレーニングをしてきた成果が出ました」。ゴール後は目を潤ませコーチらと抱き合った。中学から陸上を始め40代になっても世界の第一線で走り続ける。鍼灸(しんきゅう)師の資格を生かして自身ではり治療を行う。今大会も足首や太ももなどに行い、ベストコンディションで臨んだ。「まだまだ伸びる。次はさらに上を」。4年後は銀以上を目指す。