12年ロンドン五輪銅メダルの日本が川中香緒里(25=ミキハウス)永峰沙織(23=ミキハウス)林勇気(31=堀場製作所)で臨み、ウクライナをセットポイント6-2で下した。8強入りを果たし、準々決勝で前回王者の韓国と対戦することが決まった。
第1エンドは永峰が不調。第1射の7点(10点満点)が響き、53-54で落とした。それでも第2エンドで全員(1人2射)が9点以上と復調。55-54で盛り返しに成功した。
第3エンドは3人の先陣を切っていた川中を最終3番目に変更。川中は「(順番が)くるくる回っていたので、1本1本を大切に考えた」と最後尾から仲間に安心感を与えた。永峰も第3、第4エンドは4射すべて9点と復調。第3エンドを54-53、第4エンドを55-53で制し、永峰は「ホッとしました。次はしっかり打ちたい」と安堵(あんど)した。
準々決勝に向け、韓国代表で00年シドニー五輪団体金メダル獲得経験のある金清泰日本代表コーチ(36)は「56点ではダメ。57点以上を狙う」とキッパリ。1エンド6射(1人2射、60点満点)の戦いで失敗は多く許されない。唯一、前回の銅メダルを経験している川中は「とりあえず一安心。流れを作ったので、次につなげたい」と意気込んだ。