板橋美波(16=JSS宝塚)が356・60点の8位と、この種目では36年ベルリン大会4位大沢礼子、6位香野夫佐子以来、80年ぶりの入賞を果たした。女子では世界でただ1人武器にする「前宙返り4回半抱え型」を回避。リスクのある大技を捨て、ミスのない安定した演技を披露した。
試合後は馬淵崇英コーチ(52)から「つらい練習に良く耐えてきた。ごくろうさん」とねぎらわれると涙を流す。「初の五輪で決勝に残れた喜びとメダルを逃した悔しさの半々です」と涙の意味を口にした。4年後の東京大会に向けて「次こそ金メダルを取れるようにしたい」とステップアップを誓った。