リオデジャネイロ五輪の会場の一つで、今月6日に流れ弾とみられる銃弾が飛び込んだ北西部デオドロ地区の五輪馬術センターの厩舎(きゅうしゃ)の近くで10日、新たに銃弾が見つかった。いつ着弾したかは不明で、けが人はなかった。選手や観客の安全に対する懸念がさらに高まりそうだ。
地元メディアによると、約2キロ離れたファベーラ(スラム街)で起きた警察と麻薬密売組織との銃撃戦の流れ弾とみられている。警察は10日までに、このスラム街で6日の流れ弾を撃ったとみられる男を拘束した。
10日に銃弾が見つかったのは、200頭以上の馬がいる厩舎から300メートルほど離れた場所。
同センターでは6日にも報道陣用のテントに銃弾1発が飛び込んだ。治安当局は、監視カメラを装備した気球に向けて麻薬組織の関係者らが発砲したとみている。