南米初の開催となったリオ五輪が閉幕した。次の夏季五輪はいよいよ東京となる。プレ大会から学ぶものは何か。メイン会場となった五輪スタジアム(エスタジオ・オリンピコ・ジョアン・アベランジェ)の実態を見て、東京では何をすべきかを考察する。
「ルック」と呼ばれる「Rio2016」の装飾が貼られていない事態が起きていた。1、2階席の間にある仕切り壁に通常なら、ルックが貼られるがリオ組織委の説明を聞いた東京五輪組織委の担当者によると「発注したが期限までに調達できなかった」と話していたという。五輪スタジアムだけでなく、ビーチバレーボール会場も装飾の垂れ幕が少なく、骨組みがむき出しだった。街並みにもルックは少なく、東京では街全体に施し、ムードを醸成することが必要かもしれない。