リオデジャネイロ五輪体操男子日本代表が20日、成田空港着の航空機で帰国し、成田市内で会見した。
種目別跳馬で新技「伸身ユルチェンコ3回半ひねり」を成功させ銅メダルを獲得した白井健三(19=日体大)は「床で金ならば、跳馬で新技は出していない。あの内容で銅ならばやっていない」と振り返った。得意の床運動で4位に終わったことが、跳馬へのモチベーションになったという。
さらなる新技について聞かれて「まだ分からない。自分の技にこだわりはない。点数の取れて自信のある技を選んでいきたい」と話した。
五輪で海外の選手を見て影響を受けた。日本人の得意とする“美しい体操”に対し、欧米の選手は迫力のある演技を見せると白井は考える。「体格の差はあると思いますが、近づくことはできると思う。日本人らしくないものを自分らしさとして取り入れたい。それを理想としつつ、いろいろ試していきたい」と、今後の演技に生かしていく考えを明かした。