五輪で初実施されたラグビー7人制の男子でフィジーが初代王者に輝いた。

 1956年のメルボルン五輪で初参加した同国がメダルを獲得するのは初めて。主将のコリニサウは「信じられない。あしたになったら、歴史をつくったと理解できるだろう」と感激の面持ちだった。

 ダイナミックな走りと型にはまらず自由につなぐパスは「フィジアン・マジック」として愛されてきた。英国との決勝でも奔放なラグビーで圧倒。ライアン監督は「フィジーのラグビーは相手のファンであっても笑顔にできる。やりたいプレーができた」と誇った。