リオデジャネイロ五輪の競泳男子で金メダルを獲得した米国のライアン・ロクテ(32)が虚偽の強盗被害を申し立てて謝罪に追い込まれた問題で、水着メーカーのスピード、衣料のラルフローレンなど4社が22日、同選手とのスポンサー契約解除を発表した。AP通信などが報じた。
スピード社は声明で、ロクテの行為が「当社のブランド価値にそぐわず、容認できない」と説明した。同社はスポンサー料の5万ドル(約500万円)をブラジルの子どもたちを支援する団体に寄付することも表明した。
ロクテは「スピード社の決定を尊重する」との短い声明を出した。
AP通信によると、米国オリンピック委員会(USOC)と米国水泳連盟がロクテ選手の処分を検討しており、2020年東京五輪への出場は微妙になっている。