A・マリー(英国)が7-5、4-6、6-2、7-5でデルポトロ(アルゼンチン)を下し、史上初の五輪2連覇を達成した。
マリーが「これまでのビッグタイトルを懸けた試合で最も過酷なひとつ」と表現した4時間超の激闘。試合を終えると、両者ともに疲れ果てた様子で力強く抱き合い、互いの健闘をたたえあった。
1ポイントごとに会場の外に漏れるほどの大歓声が起こった。プレーが邪魔される場面もあったが冷静さを失わず、第4セットは3-5から4ゲームを連取して終止符を打った。
試合後にはタオルに顔をうずめて涙。前回ロンドン五輪からの4年を振り返り「腰の手術など厳しい時を乗り越えてきた。金メダルを取れて本当にうれしい」と感慨に浸った。