トランポリン代表の伊藤正樹(27=東栄住宅)が15日、都内で行われた試技会で負傷した。
伊藤がアクシデントに襲われたのは、報道陣に公開された試技会の演技中。腰を押さえて跳躍を中止すると、そのまま表情をゆがめて倒れ込んだ。コーチ陣や他の選手に助けられてトランポリンを降りた後、車いすで運ばれた。
前回ロンドン五輪4位の伊藤は、リオ五輪のメダル候補。診断結果は「急性腰痛」で五輪出場には支障がないというが、不安を抱えたままの調整を余儀なくされる。中田大輔コーチ(42)は「軽くても1週間は練習できないだろう。正直ピンチ、あとは彼の五輪にかける思いに期待するしかない」と話していた。