初出場の棟朝銀河(22=慶應義塾)が、メダルに迫る4位に入った。

 予選を7位で通過した棟朝は、難度の高い演技で59・535点をマーク。3人に抜かれてメダルは逃したが「4年後の東京では、必ずメダルをとる」と自信を深めた様子で話した。

 前回ロンドン五輪4位でメダルを目指した伊藤正樹(27=東栄住宅)は58・800点で6位。先月痛めた腰の影響で満足に練習ができず、一時は代表辞退も考えたが「ここに立てて良かった。決勝まで跳べて、うれしかった」と苦しい1カ月を涙で振り返った。

 優勝は昨年の世界選手権で2位に入ったハンチャロウ(20=ベラルーシ)で61・745点。2連覇を狙った薫棟(27=中国)は60・535点で2位、昨年世界選手権王者の高磊(24=中国)が60・175点で3位だった