リオデジャネイロ五輪重量挙げ女子48キロ級で銅メダルを獲得した三宅宏実(30=いちご)ら同競技の代表5人が14日、成田空港に帰国した。腰痛を乗り越えつかんだメダルを首にかけた三宅は「何度あきらめたか分からない。2大会連続でメダルを取ることの大変さを知った」と改めてメダルの重みと喜びを語った。
進退に関しては「年齢もあるし、この先のことはゆっくり考えたい」と明言を避けたが、同時に「ウエートが大好き。体力の限界に挑戦したい気持ちもある」と現役続行への思いも明かした。父の義行監督(70)は「やめるも良し、続けるも良し。ただ仮にやるなら今までの3、4倍厳しい」と話した。三宅は「やりたいことがたくさんある。温泉に行き、富士山にも登りたい。日本のあちこちで応援してくれた方々に報告したい」と、体を休めながら、感謝の全国行脚をする予定だ。