【ヤクルト松本健吾】座右の銘「心は熱く頭冷静に」…サ道で体熱く頭冷やす/連載88
鮮烈デビューから3カ月。ヤクルトドラフト2位ルーキー松本健吾投手(25)の姿は、2軍施設の埼玉・戸田球場にありました。プロ初登板&初先発した5月15日の広島戦(松山)では無四球&2桁奪三振&完封勝利。しかし、その後2度あった1軍登板では結果が残せず、現在はファームでの調整が続いています。厳しい暑さにもめげず、課題克服に奮闘する25歳に話を聞きました。
プロ野球
◆松本健吾(まつもと・けんご)1999年(平11)4月14日、東京都生まれ。東海大菅生3年夏の甲子園では2回戦の高岡商戦で完投勝ちするなど4強入り。亜大を経てトヨタ自動車では23年都市対抗で優勝に貢献。同年ドラフト2位でヤクルト入団。24年5月15日広島戦で史上初の「プロ初登板初完封&2桁奪三振&無四死球」をマークした。180センチ、83キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1500万円。
――フレッシュオールスターに登板しました
シンプルに楽しかったです。他チームの選手たちと一緒にやるのもすごい新鮮だったんで、本当に楽しかったです。どこのイニングで投げるかはじゃんけんで決めて、ほとんどストレートで1イニングでいきました。そういうのは今までやったことなかったので、本当に新鮮でした。
――いろんな選手と話せましたか
DeNAの吉野選手がトヨタの先輩でもあったので、去年1年間やってみてどうだったかと聞きました。(楽天の)安田は僕の同い年で1軍でも活躍してるんで、そういう話はしてました。
――得られたものはありましたか
本当に真っすぐ一本でも勝負ができる。バッターが1、2、3できていても、みんな差されていました。あれだけ力を入れて普段の先発でも投げていければ、もっと楽に投げることができるのかなとも感じました。収穫はもちろんあったかなと思います。
――後半戦初めての登板となった7月28日のファーム戦では、四死球が目立ちました
3イニング1点に抑えたのは良かったんですけど、本当に四死球を多く出してしまった。そこが今の僕の課題。そこがしっかり整ってくれば、もっと、もっと良い成績が出るんじゃないかなと思う。どんどん良くしていけたらなと思ってます。
本文残り74% (2227文字/3000文字)