【日本ハム玉井大翔】腰痛離脱…支えてくれた通い妻と400H大先輩のノリ/連載96
昨季まで3年連続50登板も、今季はコンディションが上がらず開幕からファーム暮らしが続く道産子リリーバー玉井大翔投手(32)のロングインタビューです。8月30日には2軍の北海道遠征に同行し、今季エスコンフィールド初登板しました。現在の状態と、リーグ終盤での1軍昇格に向けた心境を聞きました。
プロ野球
◆玉井大翔(たまい・たいしょう)1992年(平4)6月16日、北海道生まれ。旭川実時代の10年夏、背番号11で甲子園出場(登板なし)。東農大北海道オホーツク―新日鉄住金かずさマジックを経て、16年ドラフト8位で日本ハム入団。5月28日ソフトバンク戦(札幌ドーム)で1軍デビュー。21年から昨季まで3シーズン連続50試合登板。昨年、柴咲コウ似の一般女性と結婚。178センチ、78キロ、右投げ右打ち。今季推定年俸7100万円。
――8月30日に久しぶりにエスコンフィールドで投げました
いや、そうっすね。久々にやっぱああいう球場で投げると、自分の中でも高揚感とかっていうのはやっぱり違うなっていうのは感じました。
――だいぶ調子は戻ってきてる感じですか
いや、自分の中では、状態は良くないです。
――一時期、投げられてない時期がありました。状況はいかがでしたか
けがでリハビリしてたっていう状態でした。
――腰が、ということでした
腰がちょっと悪くて。走ったり投げたりっていうのもちょっとしんどい感じだったんで、いったんリハビリっていう形でしばらく間が空いちゃいました。
――4月ぐらいですか
4月の初めか中旬ぐらいですかね。
――投げ出したのは7月。チームが好調な中、2カ月ぐらい離れてました
そうですね。まあ、シーズン中離脱するってことが今までなかったんで。まずそこで…ほんとに毎日毎日、ウオーキングをしたり。何やってんだろうっていう感じの中で、1軍も調子いいですし。なかなかそこに自分が入れない歯がゆさっていうか、すごく感じてはいました。
――去年ご結婚されて。自宅は北海道にあると。奥さまとはずっと離れ離れで
そうですね、基本的には妻は自宅にいるんで。
――奥さまは鎌ケ谷に遊びに来たりも
そうですね、はい。妻が鎌ケ谷の方にっていう感じでしたね。
――複雑ですよね
でもうちぐらいですよね。他の球団は1軍にいても2軍いても多分ずっと家にいられますもんね。
――奥さまからの激励の言葉とかは
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