【日本ハム山崎福也&伏見寅威】3度目殊勲「さちとら」仰天連続スクイズ/連載100
6年ぶりのクライマックス・シリーズ(CS)進出、首位ソフトバンク追走へ、、日本ハムが勝負の9月の戦いに挑んでます。酷暑の夏場に猛烈な追い上げを見せた選手たちの言葉―。試合前後のインタビューを中心に、順次ノーカット版で公開していきます。
山崎福也投手(31)は、伏見寅威捕手(34)との「さちとらバッテリー」で勝利を積み重ねてきました。8月14日のロッテ戦では、今季3度目となった「さちとら」2人そろってのお立ち台になりました。山崎投手は8回途中1失点の好投で8勝目、伏見捕手は第1打席で貴重なスクイズを決めて援護しました。2人のインタビューから、舞台裏に迫ります。
プロ野球
◆山崎福也(やまさき・さちや)1992年(平4)9月9日生まれ、埼玉県出身。中学3年時に脳腫瘍の手術を北大病院で受け、生存率10%未満と言われながら回復。日大三3年春のセンバツで準優勝し、打者としては大会最多タイ13安打をマークした。明大では通算20勝。14年ドラフト1位でオリックス入団。23年はキャリアハイの11勝でリーグ3連覇に貢献し、シーズン終了後に国内FA権を行使して日本ハムへ移籍。23年までプロ通算176試合に登板し、39勝45敗、防御率3・85。父は元巨人、日本ハム捕手の章弘氏。188センチ、95キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸は6000万円。
◆伏見寅威(ふしみ・とらい)1990(平2)5月12日、北海道・千歳市生まれ。江別小3年から投手、遊撃手で野球を始め、江別一中時代に所属した札幌白石シニアで捕手転向。東海大四(現東海大札幌)では3年春に全道制覇も甲子園出場なし。東海大では1年春から首都大学リーグに出場し、2年春に4番で首位打者とMVPを獲得し、大学日本代表にも選出。12年ドラフト3位でオリックス入団。19年には左アキレス腱(けん)断裂の大けがを負ったが、翌20年に復帰。22年はオリックスの26年ぶり日本一に貢献した。22年11月に日本ハムにFA移籍。23年までプロ通算507試合で打率2割3分1厘、19本塁打、110打点。182センチ、87キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1億円。
■8月14日 〇日本ハム4-1ロッテ(エスコンフィールド)
※先発の山崎は8回途中6安打1失点(自責0)で8勝目を挙げた。伏見は2回無死二、三塁からスクイズを決めた。続く水野も2者連続のスクイズでリードを広げ、競り勝った。
■山崎投手
【ヒーローインタビュー】
――8勝目です
ありがとうございます。
――今季初のロッテ戦
今シーズン初めてマリーンズに投げるということで、自分らしい投球をしようかなと、今日は寅威さんと話をして入ったので、それがうまくいったのかなと思います。
――7回1/3を100球。内容を振り返って
序盤の1回に、なんとか1点でしのいだので、そこが今日は勝ちに結び付いたかなという感じですね。
――好投に打線も応えて、連続スクイズなどで序盤に逆転
2回連続でスクイズをやったということで、本当に今日は勝ちにいっているなという強い気持ちがチームから伝わったので、何としてでも今日は絶対に抑えてやるという気持ちでずっと投げていました。
――連続スクイズを決めた、隣にいる2人には、どんな言葉をかけますか
ナイス!
――今後の意気込み
残りシーズンも少なくなってきていますけど、まだまだ熱い戦いが残っていますので、ファンの皆さまも熱い声援、最後までお願いします。
【記者インタビュー】
――ロッテ戦は今年初めてで不安な思いもあった?
不安というか、わかんなかったんで。どんな感じだったのか。そこは、どうしよっかなって感じでは考えていたんですけど、なんとか本当、自分の投球をした感じですね。
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