【日本ハム有薗直輝】「生きてるっすね。4三振」…昨年最終戦の4番経験/連載112

日本ハム有薗直輝内野手(21)はファームで土台作りに励んでいます。3年目の今季は1軍未出場も、2軍で攻守ともにレベルアップ。昨季、1軍のレギュラーシーズン最終戦で「4番」に抜てきされるなど、将来の主軸候補として期待されている21歳が、この1年間でつかんだ手応えや課題とは。プロ入りまでの経緯や、今後の目標などについても聞きました。

プロ野球

◆有薗直輝(ありぞの・なおき)2003年(平15)5月21日、千葉県生まれ。小学1年から野球を始め、6年時はロッテジュニアに選出。中学時代は佐倉シニア所属。千葉学芸では1年春から4番。3年春の県大会で優勝。高校通算70本塁打。21年ドラフト2位で日本ハム入団。22年6月21日楽天戦でプロ初出場。185センチ、98キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸630万円。

長打が持ち味

長打が持ち味

「もっと長打を」

――1年間ファームでやってきて手応えは

この約1年間で打席の内容であったりとか、そういう修正、何が悪くて凡退したとかそういうのがなんか明確になってきたので。そういう感じで7月の後半戦ぐらいから。

――7月から良くなった

後半戦ぐらいから、そういう何が悪かったから、引っかけたり打ち損じをしてしまったみたいのが分かってきた感じですね。

だから、今バッティングも結構調子がいいというか、いい当たりも増えている。

――きっかけは

悩んでいた7月くらいにバッティングのことをずっと考えていて。いいバッターは(自分と)何が違うのか考えた時に、タイミングとかポイントとかそういうのを見て「自分と違うな」とかそういうのを比較して、だんだん分かってきた感じです。

――逆に現時点での課題を挙げるとしたら

そうですね。やっぱまだ、今年はまだ長打っていうのが少ないので。もっと長打を打っていきたい。

――本塁打数だけ見ると、1年目ファームで3本打って、去年6本。今年はここまで8本(9月28日時点)。長打が増えているような気もするが

そうですね。ホームランは、後半にかけて増えてきたので、やっぱり前半戦がちょっと響いてるっていうか。でも、それがあったからこそ、今があるので。それでも、まだ長打が少ないので。ツーベースだったりホームランをたくさん打てるように。

――本塁打だけじゃなく二塁打も増やしたい

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