【日本ハム・レイエス】後半復活のワケ「試合に勝ちたいってマインド」/連載119

日本ハムがパ・リーグ2位になり、6年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出を果たしました。12日からのCSファーストステージ(エスコンフィールド)でロッテと対戦。8年ぶりの日本一を目指す戦いを前に、今シーズンを振り返るインタビューをお届けします。

新庄剛志監督(52)山崎福也投手(32)水谷瞬外野手(23)清宮幸太郎内野手(25)に続き、第5回はフランミル・レイエス外野手(29)です。

プロ野球

◆フランミル・レイエス1995年7月7日、ドミニカ共和国生まれ。11年パドレス入団。18年にメジャー昇格。19年途中にバウアー(前DeNA)プイグらとの三角トレードでインディアンス移籍。2球団で自己最多の37本塁打。22年8月にカブス移籍。23年はロイヤルズからナショナルズと渡り、自由契約となった。メジャー通算548試合で打率2割4分9厘、108本塁打、285打点。今季から日本ハムに加入し、103試合で打率2割9分、25本塁打、65打点。196センチ、120キロ。右投げ右打ち。

豪快な1発で目指すは日本一

豪快な1発で目指すは日本一

「ファイターズの人はメンタルが強い」

――日本での1年目のシーズンをどのように振り返りますか

もう一番は、ものすごく楽しかったっていうことで。あとは、体はちょっと疲れていますけど、その疲れたって意味は悪い意味ではなく、とてもいい意味でも疲れたっていう意味で。

もう本当にこのチームが大好きですし、このチームメートに囲まれたってことは本当に恵まれているなって本当に思うので、本当にこのチームには感謝しきれないです。

――初めて日本の野球を経験されましたが、これまでやってきた野球との違いは感じましたか

まずは監督が一番権限を持っているっていうことで。日本の野球は、向こうの野球と違って、アメリカだと例えばDHだったりしたら、その人の役割っていうのはホームラン、長打を打つことなんですけれども、日本の野球はシチュエーション、例えばランナー一、二塁だったり、満塁だったりとかをつくってチームが勝つように点を取るっていうことだと思います。

もう本当に驚いていることは、もう1アウト一塁からバントをして、2アウト二塁っていうシチュエーションをつくってからのヒットを打って点を返すっていうところで。

もう本当に日本人選手は、本当にファイターズの人たちは本当にメンタルが強いんだなっていう、本当にそこは思いました。

――8月には月間MVPも獲し、9月に入っても好調をキープされたが、シーズン前半と比べて結果が出始めた要因は

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