【ロッテ菊地吏玖】幕張フォークボーラーズに新加入した陽キャラの道産子/連載71
プロ2年目を迎えたロッテ菊地吏玖投手(24)が今季プロ初勝利、初セーブ、初ホールドを達成。先発から中継ぎに転向し大きな飛躍の年となりました。悔しさもあったプロ初勝利や武器のフォークについて、明るいキャラクターでチームを盛り上げる菊地投手が今季レギュラーシーズン振り返りを語りました。
プロ野球
「ホープに聞く」連載一覧
日本ハム清宮幸太郎選手から始まった連載「ホープに聞く」。2026年のWBC候補を念頭に、これからの飛躍が期待される野球人に、一問一答形式のインタビューを行っています。今後も公開していく予定。どうぞよろしくお願いいたします。
―2年目のレギュラーシーズン振り返って
今年は中継ぎ1年目っていうことで。僕自身、個人的には30試合投げてしっかり抑えてっていう目標を自分なりに掲げてはいたんですけど、ちょっと届かずではあったんですけど。
最後、楽天戦のああいう場面(9月30日、1点リードの8回)を任せてもらったりとか。そういう場面で投げさせてもらえるぐらいになれたっていうのは成長かなって思いますし、まあまあ悪くはなかったかなと思います。
―その楽天戦で初勝利。改めて振り返って
どんどんピッチャーも入れ替えてやってはいたんで、今日(登板)あるかもなって思いではずっといて。早い段階で横山と(鈴木)昭汰さんがいってっていうことで、もうずっと心の準備をしてましたし。いざ8回行って絶対抑えたかったんですけど、結果的には打たれてしまって。1歩間違ったら戦犯だったんで、あれはほんとに野手の皆さんに感謝したいですし、良かったなと思います。
―1失点で抑えられたのは大きかった
いや、それは周りの方々がそういう風に言ってくださるのはありがたいですけど、やっぱり自分としては0で抑えて益田さんにつなぐっていうのが、8回を投げるピッチャーのやるべきところだと思うんで、もう全然自分としては全く良かったっていう思いは持ってはないです。
―初勝利でみんなから声をかけられていた
みんな「おめでとう」って言ってくれましたし、コーチの皆さんも「勝ったからいいんだよ」って言ってくださって。「こういうこともあるし、中継ぎは打たれないピッチャーなんていない」っていうような声かけもしてもらいましたし。みなさんに慰められながら、過ごしてました。
―中継ぎで連日投げる中で、気持ちの切り替えは
ブルペンでは試合を見つつ、気持ちをリラックスさせながら見て入って、(登板が)きそうだなと思ったら、だんだん緊張感出てきたりとか勝手にしますし。いざコールされて名前が言われたら「よし」って、がっと気持ちが上がって。スイッチ入れる切り替えはすぐできる方かな。
―1年間中継ぎをして、難しさは
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