【楽天渡辺翔太】メジャー行ったあの先輩が「一緒にやろう」と言ってくれた/連載146

“持っている男”こと楽天渡辺翔太投手(24)が、2年目で早くも通算100登板に到達しました。中継ぎながら驚異的な勝ち運を発揮。今季49試合の登板でチーム3位の7勝(2敗)を挙げ、昨季の8勝と合わせて通算15勝を誇ります。リード、同点、ビハインドとあらゆる場面でマウンドに上がった、笑顔が魅力の若き右腕の心境に迫りました。

プロ野球

◆渡辺翔太(わたなべ・しょうた)2000年(平12)10月29日生まれ、福岡県北九州市出身。北九州、九産大を経て22年ドラフト3位で楽天に入団。公式戦初出場は23年6月3日ヤクルト戦。今季は49試合に登板し7勝2敗、12ホールド、防御率3・04。プロ通算100試合で15勝5敗、1セーブ、37ホールド、防御率2・72。182センチ、90キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸2800万円。

2年目は「きつかった」

―2年目のシーズンが終わった

もうきつかったっす。

―何がきつかった

去年はなんか、怖いもの知らずというか、淡々と投げてた感じがあったんですけど、今年はやっぱり2ストライクまでポンポンと取れても、そこから決まらなかったりっていうのが多かったので、それが1つきつかったですね。

―決め球の精度を欠いた感じ

いや、データもあるかもしれないですけど、やっぱり2ストライクからパームを投げるというのが、去年はもうそれで1つローテーションみたいになってました。

今年はそれで(打者が)振ってくれなかったですし、やっぱり反応が去年と全然違ったので、そこは1つ苦しかった点なのかなと。

来季は「真っすぐ極めたい」

―パームで決めきれなかったとのことだが、来季はどう修正していく

来シーズンはもうちょっと真っすぐを極めたいなって。

それこそ今年、(藤平)尚真さんと(鈴木)翔天さんの真っすぐがアベレージで150キロを超えていて、やっぱり良かったので。

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