【会見全文】オファーにビックリ!中日松中信彦コーチが語る強竜復活案/連載153
NPBで平成唯一の3冠王の松中信彦氏(50)が中日の打撃コーチに就任しました。得点力不足に苦しみ、3年連続最下位となったチームをいかに再建するかが注目されます。ソフトバンクの主軸として一時代を築いたスラッガーがなぜ中日のコーチに? 入団会見での所信表明を全文でお届けします。
プロ野球
◆松中信彦(まつなか・のぶひこ1973年(昭48)12月26日生まれ、熊本県出身。八代第一(現秀岳館)―新日鉄君津。96年アトランタ五輪では決勝のキューバ戦で同点満塁本塁打を放つなど銀メダル獲得に貢献。同年ドラフト2位でダイエー(現ソフトバンク)に入団。04年に史上7人目の3冠王を達成。現役19年の通算成績は352本塁打、1168打点、打率2割9分6厘。引退後は20年に四国IL香川のGM兼総監督、21年にはロッテの春季キャンプなどで臨時コーチも務めた。現役時代は183センチ、97キロ。左投げ左打ち。
「何やってんだ」
―コーチに就任
井上監督からお話をいただいて、正直ビックリしました。入団した時、1年目に井上監督とはウインターリーグで一緒にさせていただいて。退団する時も連絡いただいたり、しょっちゅうはなかったですけど、正直ビックリはした。僕は引退して8年になりますけど、年々、指導したいな、教えたいな、というのはあったので、お話をいただいた時は、やる気というか、やってやるぞって、そういう気持ちになりました。家族もあって、妻も「こういうチャンスはない、いってらっしゃい」と言ってもらった。井上監督と球団にはすごく感謝しています。
―井上監督との話は
本文残り80% (2298文字/2878文字)