【独立Lコーチ就任会見】枡田慎太郎氏ファンに公約「おでんと白ご飯を200円で…」

元楽天の枡田慎太郎氏(37)が独立リーグのコーチに就任しました。

来季からBCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズで指導にあたります。監督には元ロッテ外野手の清田育宏氏(38)が就任。現役時、ともにバッティングに非凡な才能を発揮した2人がコンビを組み、NPB入りを目指す若い選手たちの指導にあたります。

11月27日に、さいたま市内で行われた就任会見では、楽天時代の松井稼頭央選手や星野仙一監督とのエピソードも披露。仙台で、おでん屋を営む新任コーチの意気込みをお伝えします。

その他野球

◆枡田慎太郎(ますだ・しんたろう)1987年(昭62)7月8日生まれ、京都市出身。智弁学園(奈良)から05年高校生ドラフト4巡目で楽天入り。当初は外野手で、07年から内野手。星野監督2年目の12年に79試合に出場、規定未満も打率2割9分5厘、5本塁打、32打点。同い年の銀次とともに若手の有望株として頭角を現す。リーグ優勝、日本一となった13年には8本塁打。14年から再び外野手。18年限りで現役を引退。通算412試合、269安打、打率2割4分6厘、25本塁打、147打点、12盗塁。20年から、仙台一(宮城)の指導にあたった。現在は、仙台市内でおでん屋を営業。現役時は178センチ、80キロ。右投げ左打ち。

かつては、仙台一高を指導

かつては、仙台一高を指導

高校、プロ、独立…「いろんな野球の世界がある」

―コーチに就任しての意気込みや目標を

はい。清田監督も、 優勝を目指して勝てるチームっていうことだったので、まず僕はそこをしっかりサポートできるように、そして強いチームを作っていけるように頑張っていきたいなと思いますし、その中で選手たちの成長をしっかりサポートして。

もちろん勝つことは大事ですけど、選手の成長をまず第一に考えて取り組んでいきたいなと思います。

―就任の経緯は

はい。武蔵ヒートベアーズさんの方からお声をいただいて、もちろん少し悩んだんですけど、なかなかやっぱこうやって声をかけてもらわないとできないことでもありますし、自分もずっと野球に携わってきて、指導者としてもやってみたいなという気持ちがありましたので、すごくありがたい気持ちで。

やらせていただけるということでお受けいたしました。

―20年から仙台一高を指導した。その点で、コーチとしての手応えは

本文残り76% (2259文字/2976文字)

子どもの頃、平和台球場で見た情景がプロ野球観戦の原点。大学卒業後は外務省に入り、旧ユーゴスラビアのセルビアやクロアチアの大使館に勤務したが、野球と縁遠い東欧で暮らしたことで、逆に野球熱が再燃。30歳を前に退職し、2006年6月、日刊スポーツ入社。
その夏、斎藤佑樹の早実を担当。いきなり甲子園優勝に立ち会うも、筆力、取材力及ばず優勝原稿を書かせてもらえなかった。それがバネになったわけではないが、2013年楽天日本一の原稿を書けたのは幸せだった。
野球一筋に、横浜、巨人、楽天、ロッテ、西武、アマチュアの担当を歴任。現在は侍ジャパンを担当しており、3月のWBCでは米・マイアミで世界一を見届けた。
好きなプロ野球選手は山本和範(カズ山本)。