宮川大助・花子、闘病生活で強まった絆 もう1度NGKで夫婦漫才を

妻・花子の闘病とリハビリ。「芸のためなら女房も泣かす」初代・桂春団治の生き様に心酔する大助に変化が・・・。「大花漫才」復活への思いに迫る。

お笑い

4月から毎週木曜日にアップしている「吉本の日」。第2回は、ベテラン漫才師へのインタビューです。夫婦漫才コンビの第一人者、宮川大助(72)花子(67)。かつて胃がんを克服した花子は、19年6月に血液のがんの一種、症候性多発性骨髄腫と診断され、闘病とリハビリを続けている。夫婦はどう助け合い、何が変わったのか。結婚から46年が過ぎた2人に「いま」「これから」を聞いてみた。

◆宮川大助・花子(みやがわだいすけ・はなこ) 大助は1949年(昭24)10月3日、鳥取県生まれ。花子は54年8月28日、大阪府生まれ。宮川左近の弟子だった大助と、チャンバラトリオの弟子だった花子は75年7月に出会い、10月には大助がプロポーズ。76年に結婚。78年3月、長女さゆみ誕生。79年夫婦漫才コンビ結成。80年のNHK上方漫才コンテスト優秀努力賞。以後数々の受賞に輝く。17年(平29)紫綬褒章。18年3月の寛平マラソンで花子が体調異変を訴える。病院で余命半年と宣告される。仕事と治療を同時に行っていたが、症状悪化のため19年(令元)6月緊急入院。抗がん剤治療、リハビリを重ね、20年4月退院。